はろけんの配当株投資

神戸で働く20代の株式投資ブログ。高配当株をメインに安定した第2の収入源作りを目指します。

新卒の就活から考える投資先の選び方

皆さんは新卒で入った会社を

どのように選ばれましたでしょうか。

 

自分が選んだ勤め先は

貴重な時間を向こう何年、何十年と

捧げることになるうえ、

収入や労働時間、人間関係など、

自分の生活にも大きな影響力を持ちます。

 

株取引の場合、

失敗したときは数クリックで

損切り(泣きながら)ができますが、

勤め先の場合、

自分のその後の市場価値に響くため

なかなか損切りはできません。

 

それほど重要な選択となる最初の勤め先を

今の就活生はどのように選んでいるのでしょうか?

 

その結果を知って、

私の投資先選びとよく似ていたので

このテーマで書いてみようと思いました。

 

◆お品書き

 

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1.就活生の「働き方」に関する意識調査アンケート

株式会社i-plugが実施した

就活生の「働き方」に関する意識調査によると

2020年卒予定の就活生が考える

魅力に感じる企業の特徴は以下の通りです。

 

1.社内の雰囲気が良い

2.給与、待遇が良い

3.成長できる環境がある

 

これを株投資に置き換えると、

 

1.チャートの雰囲気が良い

2.株主還元(配当など)が良い

3.成長分野に投資している

 

となりますかね。

3.は、時事問題や社会問題の解決に期待される分野のことで、

AIやクリーンエネルギー、人工肉など様々なテーマがあります。

 

例えば、業績が低迷しているキャノンについて、

2022年までにAI人材を1500人増員して、

画像処理の開発を加速させることが報道されました。

 

一方で、同じく業績が低迷している日産自動車について、

西川社長の社長報酬不正受領が新たに発覚し、

社内問題に手を焼いてばかりいます。

アライアンス強化に努めなければ

技術開発にも悪影響が出ます。

 

2.働きたい組織の特徴

株式会社リクルートキャリアが実施した

働きたい組織の特徴(2019年卒)という調査によると

以下のような結果となりました。

 

1.仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる

2.安定し、確実な事業成長を目指している

3.コミュニケーションが密で、一体感を求められる

4.入社直後の給与は低いが、

 長く働き続けることで後々高い給与をもらえるようになる

5.周囲に優秀な人材が多く、刺激を受けられる

 

これを株投資に置き換えると、

 

1.最低投資額が小さく、分散して売買できる

2.業績が安定し、売上や利益が確実に拡大している

3.IRの情報発信がきちんと機能している

4.現在の配当利回りは低いが、増配が期待できる

5.Twitter民に愛されている

 

となりますかね。

5.については、J-REITの個別株は閑散としてますし、

投資の時間軸の違いから意見が対立したり、

過去に何があったの系アンチがいたりしますので

一概には言えませんが。。

 

刺激を受けるという意味では、

Twitter民が注目している銘柄で情報収集して

実践的に投資を学ぶのは有益なことだと思います。

(例えば、配当7%になったJTをいくらで買うべきなのか問題とか。)

 

3.まとめ

これらの調査結果を踏まえると、

近年の就活は投資の考え方に近づいてきており、

単純に会社規模やネームバリューで選ぶよりかは、

1社にこだわらない生涯のトータルリターンで

判断する人が増えてきたように思います。

 

その会社の持つ成長力や将来性、提供価値といった

コアコンピタンスに目を向けるようになった

と言えるのではないでしょうか。

 

そういった視点で入社した

若い世代が未来を担うと考えると、

成長の妨げとなるような、

古めかしい慣習や伝統、忖度で成り立つ組織の

悪事はどんどんと暴かれていくことでしょう。

 

企業の年齢別の社員数などにも注目して

新卒の価値観にも時折目を向けてみると

今後の投資先選びのヒントが得られるかもしれません。