はろけんの配当株投資

神戸で働く20代の株式投資ブログ。高配当株をメインに安定した第2の収入源作りを目指します。

【セクシー投資】太陽光で利回り6%/東証第1号の「タカラレーベン・インフラ投資法人」

連日、中国のコロナウイルスについて報道されています。

徐々に経済への影響も言及されるようになってきました。

 

疫病が拡大すると観光関連は大ダメージ。

サプライチェーンが止まりモノづくりもダメージ。

卸・小売も仕入れができず機会損失。

今期の中間あたりはコロナを理由とした

目標未達の決算報告会となるでしょう。

 

そこで、

このようなリスクへの対応としても候補となる

インフラファンドに注目したいと思います。

 

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タカラレーベン・インフラ投資法人LS広島三原発電所)

 

東証インフラファンド市場」は、

2015年に創設された新しいマーケットです。

 

そこに上場した第1号

(9281)タカラレーベン・インフラ投資法人 です。

 

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日本各地で太陽光発電設備を取得し、

売電ではなく賃料収入

安定した収益を上げています。

 

最低保証賃料と実績連動賃料を組み合わせ、

天候不良による発電量減少があっても

収益確保ができる賃料形態となっています。

 

タカラレーベン・インフラ投資法人では、

現時点で東北から九州まで

合計32の物件を所有しています。

 

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マップでみると、

関東に集中していることがよくわかります。

 

インフラファンド(太陽光ETF)に投資する上で、

地理的分散を図りたい場合は、

(9283)日本再生可能エネルギーインフラ投資法人

などにも分散投資する方が良いでしょう。

 

安定した収益源とリートの税制により

投資家への分配金は6%前後という

高水準で現在推移しています。

 

また、公式にも掲げられている通り、

・発電時における二酸化炭素の抑制

・エネルギー自給率の向上

・雇用創出や遊休地活用等の地域活性化

といった「社会貢献投資」という側面もあります。

“セクシー”ですね。

 

固定価格買取制度(※)によるリスクはありますが、

事後的に既存案件に適用されるものではありません

 

(※)再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT):

太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス再生可能エネルギー源を用いて発電された電気を、国が定める価格で一定期間電気事業者が買い取ることを義務付ける制度

 

売電開始日より20年間は買取価格が保証されているため、

自然災害で設備が損傷を受けることなどがなければ、

2030年前半までは安定収入が期待できます

ちなみに、物件別の満了期間は、

公式HPのポートフォリオ一覧より参照できます。

 

タカラレーベン・インフラ投資法人ポートフォリオ一覧

http://tif9281.co.jp/portfolio-2

 

例えば、日本株で言うと、

高配当で有名な日本たばこ産業JT)」

配当利回り6%を超える水準です。

 

しかし、マーケットの成長性や

社会貢献という観点から考えると

「たばこ」ではなく再生可能エネルギーの方が

“セクシー”ですよね。

 

世間ではESG投資というのが人気らしいですが、

ガバナンス(G)という物差しがよく分からない要素が入ってくるので、

“SExy”かどうかで投資すると分かりやすい(?)

 

私の基準ではインフラファンド第1号の

タカラレーベン・インフラ投資法人

“セクシー”です。

 

セクシー投資家に、神のご加護を

 

ESGと聞いてどんな企業を思い浮かべますか?(米国編)

1月21日、スイス東部ダボスにて
世界経済フォーラム年次総会(通称:ダボス会議)が
開催されました。

 

50回目となる今回は
ステークホルダー(利害関係者)がつくる持続可能で結束した世界」
がテーマです。

 

スウェーデンのグレタさんをはじめとする
10代の若き環境活動家らの環境保護や温暖化防止に関する
演説が注目を集めました。

 

長期的に企業価値を高めるには何が必要かが改めて問われている今、
「株主第一主義」から「ESG(環境・社会・企業統治)」へ
社会的な関心が移り始めています。

 

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ところで、

みなさんはESGと聞いてどんな企業を思い浮かべますか?

そもそも、

ESGの評価項目にはどんなものがあると思いますか?

 

FTSE社が定める「ESGレーティング」では

次のように評価項目が決められています。

 

【E】環境

生物多様性

・気候変動

・汚染と資源

・水使用

 

【S】社会

・顧客に対する責任

・健康と安全

・人権と地域社会

・労働基準

 

【G】ガバナンス

・腐敗防止

企業統治

・リスクマネジメント

・税の透明性

 

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■(画像)FTSE RussellのESGレーティングとデータモデル

 

このESGレーティングが高いと

長期的に企業価値を高めていける企業だと

評価する上で参考となるのではないでしょうか。

 

そこで、

米国におけるESG評価の高い企業を調べてみました。

 

しかし日本版と違い、

FTSE社による個別スコアが見つからなかったので、

米国版Yahooファイナンスにある

ESGリスクが低い大企業の上位を抽出してみました。

 

Symbol Name Market Cap ESG
RISK
LVMHF LVMH Moet Hennessy
- Louis Vuitton, Societe Europeenne
239.321B 11
IDEXF Industria de Diseno Textil, S.A. 108.147B 12
BRK-B Berkshire Hathaway Inc. 558.779B 13
HD The Home Depot, Inc. 254.109B 13
SAPGF SAP SE 174.641B 13
NVDA NVIDIA Corporation 151.739B 13
ASMLF ASML Holding N.V. 126.718B 13
CSCO Cisco Systems, Inc. 207.022B 14
ADBE Adobe Inc. 168.819B 14
CRM salesforce.com, inc. 164.335B 14
MSFT Microsoft Corporation 1.27T 15
DIS The Walt Disney Company 258.753B 15
ACN Accenture plc 133.008B 15
AAIGF AIA Group Limited 127.46B 15


これらの企業をご覧になって 

皆さんどう思われましたでしょうか?

 

私が気になったのは、

第1位が世界最大のファッション企業体「LVMHF」

第2位がスペインのアパレルメーカー「IDEXF」

であるということです。

 

ちなみに、

日本の第1位ファーストリテイリングでした。

「衣・食・住」の「衣」にあたる業界であり、

世界中の人々の生活に欠かせない存在です。

 

また、

商品個々のデザインや機能性なども大切ですが、

ブランドイメージが売上に大きく影響することから、

各社ESGへの関心が高いのは必然なのか

という印象を受けました。

 

もうひとつ気になるのは、

FANG」がないということです。

 

昨今、株価上昇が著しく話題豊富でしたが、

長期的に企業価値を伸ばすかどうか、

という視点で考えると課題が多いのかもしれません。

 

一方で、

「MSFT」がランクインしていて

「AAPL」がランク外というのも

面白い結果に思います。

  

銘柄探しの際に、

ESGという視点を加えると

気になる企業との出会いが変わりそうです。

 

 

haroken.hateblo.jp

 

ESGと聞いてどんな企業を思い浮かべますか?(日本編)

1月21日、スイス東部ダボスにて
世界経済フォーラム年次総会(通称:ダボス会議)が
開催されました。

 

50回目となる今回は
ステークホルダー(利害関係者)がつくる持続可能で結束した世界」
がテーマです。

 

スウェーデンのグレタさんをはじめとする
10代の若き環境活動家らの環境保護や温暖化防止に関する
演説が注目を集めました。

 

長期的に企業価値を高めるには何が必要かが改めて問われている今、
「株主第一主義」から「ESG(環境・社会・企業統治)」へ
社会的な関心が移り始めています。

 

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ところで、

みなさんはESGと聞いてどんな企業を思い浮かべますか?

そもそも、

ESGの評価項目にはどんなものがあると思いますか?

 

 FTSE社が定める「ESGレーティング」では

次のように評価項目が決められています。

 

【E】環境

生物多様性

・気候変動

・汚染と資源

・水使用

 

【S】社会

・顧客に対する責任

・健康と安全

・人権と地域社会

・労働基準

 

【G】ガバナンス

・腐敗防止

企業統治

・リスクマネジメント

・税の透明性

 

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■(画像)FTSE RussellのESGレーティングとデータモデル

 

このESGレーティングが高いと

長期的に企業価値を高めていける企業だと

評価する上で参考となるのではないでしょうか。

 

そこで、

FTSE Blossom Japan Indexの資料を参考に

ESGレーティングTOP10を調べてみると

以下のような企業が抽出されました。

 

Local
Code
(Japanese) % weight
in index
Overall
ESG Score
9983 ファーストリテイリング 2.2% 4.7
8604 野村ホールディングス 0.6% 4.7
8411 みずほフィナンシャルグループ 1.4% 4.5
9613 エヌ・ティ・ティ・データ 0.3% 4.4
8309 三井住友トラスト・ホールディングス 0.5% 4.3
4536 参天製薬 0.3% 4.3
8795 T&Dホールディングス 0.3% 4.3
3861 王子ホールディングス 0.2% 4.3
7272 ヤマハ発動機 0.2% 4.3
8424 芙蓉総合リース 0.0% 4.3

 

これらの企業をご覧になって

皆さんどう思われましたでしょうか?

 

私が気になったのは第3位

みずほフィナンシャルグループです。

 

メガバンクの中でも最弱...もとい、

業績不振が目立ったみずほですが、

ESGの観点からは高評価となっています。

 

なぜ、みずほが高評価なのか興味深いです。

詳しい調査結果は当然公開されていませんが、

銀行業界ではUFJSMBCが今は花形ですが、

将来追い越す時が来るのかもしれません。

 

銘柄探しの際に、

ESGという視点を加えると

気になる企業との出会いが変わりそうです。

 

haroken.hateblo.jp