先進国入りを目指すアセアン加盟国への投資を考える
まもなく、日本では消費増税が発動されます。
駆け込み需要は小さいと見られていますが、
キャッシュレスのポイント還元企画が
消費を後押ししているというのは
今回の増税の特徴だと思います。
所得や消費が伸びない先進国・日本ですが、
開発途上国の中に近々、
先進国入りを目指す国があるのを
ご存じでしょうか。
先進国入りを目指しているのは、
ワワサン2020を掲げる「マレーシア」です。
ワワサン2020とは、
1991年に発表されたマレーシアの
長期開発計画で、
2020年までに先進国入りする目標を
公言したものです。
しかし残念ながら、
2018年にマハティール首相は
このビジョンの達成は
2025年になるかもしれない
との発言をしています。
とはいえ、
30年かかる大きな目標に
あと5年くらいと言えるところにまで
近づいているというのは
素晴らしいことだと思います。
現在のマレーシアは、
上位中所得国と呼ばれ、
開発途上国の中でも
最上位のグループに属しています。
参考までに
経済発展レベルのイメージとして、
マレーシアのクアラルンプールにある
の写真を載せておきます。
綺麗ですね。
ワワサンの発表があった翌年の
1992年から1998年にかけて建設された
452m、88階建ての高層タワーです。
日本より物価が安く、住みやすい国として
リタイア生活を送るための移住先として
日本人に人気のあるマレーシアに
以前から関心を持っていました。
もし、マレーシアが経済発展を遂げて、
先進国入りを達成した場合、
リタイア生活できるような
物価ではなくなるのかと思うと少し残念です。
しかし、
そこに投資をしていたとしたら
その発展も喜べるのではないでしょうか。
JETROによると1950年以降に、
発展途上国の下位グループである低所得国から
先進国に発展を遂げたのは
韓国と台湾の2国のみと言われています。
どちらもアジアの国ですね。
日本のGDP成長率は0~1%程度、
アメリカでも2~3%程度であるのに対して、
マレーシアは4~5%程度が見込まれています。
(下図、GDP成長率の推移)
そして、マレーシアなどのアセアン株も。
といったトレンドになると予想しています。
内部留保大好き国、ニッポンでは
高配当株を中心に。
世界的な影響力が魅力、ビッグ・アメリカでは
先進国入り間近、アセアン・マレーシアでは、
倒産リスクの少ない国内トップ企業に期待を込めて。
ゆくゆくはこんな感じでポートフォリオを
組めていけたらいいなと考えています。
(現在は、キャッシュ比率多めにして下落待ちです)
特にアセアンには、
魅力的な高配当株がいくつもありますので、
成長する前に仕込みたい
という欲がつい出てしまいます。
(売買手数料や為替などでやや難易度高いですが...)
投資先選びで日米+αがほしいと考えている方は
ぜひマレーシアも検討してみてはいかがでしょうか。