NISA vs ロボアド "やさしい"のはどっち?
皆さんはNISA口座はもうお持ちでしょうか?
運用しているかどうかは別にして、
口座くらいは持ってるのではと思っていましたが、
調べてみると意外と開設数が少ないことに驚きます。
Twitterやブログなどで、
投資家さんが発信する情報を追いかけていると
一般の感覚とズレてしまうのでしょうか。
私は現在、配当株投資のほかに
楽天×NISAで積立投資も行っています。
結論を言うと、
ロボアドよりNISAの方が
初心者にやさしい仕組みであると考えます。
◆お品書き
1.20代のNISA口座の開設状況
現在、日本の20代の人口は1200万人ほど。
NISA口座を開設している人は
そのうち何%くらいだと思いますか?
金融庁のサイトで、
2019年3月末時点のNISA口座数について
調べてみました。
20歳代の欄をみると、
その数は僅か 66万口座 との記載が!
単純に人口で割ると 約5% しか
NISA口座を持っていないという事実、、
個人的には結構衝撃的でした。。
NISAは取引手数料が無料(*)な上、
利益に対して税金がかからない
という点がロボアド系との大きな差です。
(※本記事投稿時点のネット証券情報)
NISAをスルーして最近流行りの
Whealthnaviなどのロボアド系を
選んでる人は残念な人だと思います。
運用資産の1%という
割高な手数料を支払い続けて
老後のために!と言ってる人は
とっても残念です。
将来、自分で運用するための
勉強代としてならまだ理解できますが。
2.米国株にNISAで積立投資する
ロボアドは優秀なAIがリスク資産を選択して
自動で資金配分してくれるのがメリットです。
しかし、
多くの国が米国と密接に関わりながら
ビジネスをしているわけで
米国がコケればみんなコケるのが歴史です。
積立投資は必然的に長期投資となるので、
経済成長や人口増減、特許数など
あらゆる観点で米国株が有利になります。
仮に、AIの配分の方が利益が大きくとも、
その利益には20%の税金が発生します。
投資で20%も多く稼ぐのは至難です。
ということは、
非課税のNISAで米国株に投資する方が
賢明だと思いませんか?
米国株に投資するにあたって、
小型株を含める「全米」か
大型株メインの「S&P500」か
というような問題が出てきますが、
私はどちらかと言うと「全米」タイプです。
これまでの歴史では長期投資の場合、
小型株アリの方が良い成績を残しています。
具体的に例をあげるなら、
「楽天・全米株式インデックス・ファンド」は
資産規模も大きく、
ファンドの管理費用も0.1596%と優秀で
おすすめしたい投資先です。
積立NISAの場合は年40万円しか枠がないですが、
余剰資金をドンっとロボアドに託すよりかは、
月3.33万円を分散して
コツコツ投資に回す方がリスクが小さいです。
もちろん、月1万円でも5千円でも大丈夫です。
NISAを利用して積立投資を始めて欲しいと思います。
※補足
NISAには一般と積立の2種類ありますが、
中長期にリスク分散できる積立NISAを推奨。
(一般NISAはもうすぐ廃止となる噂も?)
3.NISAで20年間の積立投資する
積立NISAの期間は20年と定められています。
上限の年40万円を積立できるかは
人それぞれだと思いますが、
長くコツコツと継続することに意味があります。
既述の米国株投資をした場合、
過去の超長期的な成績として
平均で年約7%の利益が出ています。
月3.33万円を米国株に積立投資して
同様の利益を得られると仮定した場合、
20年後には約800万円の元本が約1,734万円になる
というシミュレーションをご紹介しておきます。
そして、NISAの利益は非課税なのです。
NISAでなければ利益の20%が課税されます。
4.楽天カード決済で積立投資する
そして、月5万円以内の積立であれば、
楽天スーパーポイントが貯まります。
つまり、年40万円積立をした場合、
4000円分のポイントが自動的に手に入るという
初心者にとてもやさしい仕組みになっています。
ロボアドで1%の手数料を
支払いながら丸投げ投資し、
利益の20%の税金を納めるのか。
楽天×NISAで1%のポイントを
もらいながら積立投資し、
利益は全額自分のものにするのか。
私の友人には、後者を勧めたいですね。