過去最高値を記録したS&P500の積立を続けるべき?
2019年もあと1か月となりました。
米国株投資ではおなじみのS&P500指数は、
11月末時点で年初来+25%を記録しており、
過去最高値の水準に到達しています。
■S&P500 2019年のチャート
■S&P500 過去30年のチャート
S&P500に投資をしておけば、
平均7%のリターンが得られる
というようなことで、
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)など
指数連動の投信に積立投資をされている方も
増えてきたように思います。
ここで、
「さすがに高すぎるだろう」
「積立を休止した方が良いかな?」
といったことが頭をよぎる方も
多いのではないでしょうか。
そこで、
株価の割高や割安の代表的な指数である
PER(株価収益率)を見てみます。
S&P500のPERを見たことはありますでしょうか?
■S&P500のPER 過去30年のチャート
リーマンショックの影響で
一時的にPERが100倍を超えています。
ドットコムバブルの時には
PERは40倍程度の水準まで到達しています。
これらを考慮しても、
今のPER20倍近辺は決して割高とは言えません。
来年2020年は、
1月末にブレグジット延期期限、
11月3日には米国大統領選挙、
といった大きなイベントが控えており
不確実性が高い1年になりそうです。
しかし、
IMFによる経済成長は以下の通り見込まれています。
先進国は減速すると言われていますが、
米国にはまだまだ安定した成長が期待されています。
■2019年成長率
米国 2.6%
日本 0.9%
先進国 1.9%
■2020年成長率
米国 1.9%
日本 0.4%
先進国 1.7%
S&P500についても、
2019年のように年初来+25%といった期待は禁物ですが、
これまでの含み益が帳消しになるような
下落の可能性はどのくらい高いのか
を考えることで積立投資の継続に
自信を持つことができるではないでしょうか。
というわけで、私の意見としては、
S&P500の積立投資は継続することをおススメします。
Make America Great Again!
です。