安定・高配当業界トップの配当利回りを日米で比較してみました
米国株投資のハードルが下がり、
日本株と米国株の両方に投資されているという方も
増えてきたように感じます。
株式投資で利益最大化を追求するためには、
国境を越えた比較も必要になります。
そこで今回は、
一般的に高配当である業種・業界の中から
それぞれ時価総額トップの企業をピックアップして
日米で比較してみました。(2019年11月2日時点)
◆たばこ
日:(2914)JT 日本たばこ産業 6.34%
米:(PM)フィリップ・モリス・インターナショナル 5.74%
◆通信
日:(5250)NTT 日本電信電話 3.53%
米:(T)AT&T 5.30%
◆石油
日:(5020)JXTGホールディングス 4.43%
米:(XOM)エクソン・モービル 5.15%
◆銀行
日:(8306)三菱UFJフィナンシャル・グループ 4.44%
米:(BAC)バンク・オブ・アメリカ 2.30%
◆電力
日:※(9502)中部電力 2.8%
米:(DUK)デューク・エナジー 4.01%
※11月2日時点の時価総額(配当利回り)
1位:中部電力 12,188億円(2.80%)
2位:関西電力 11,964億円(3.92%)
3位:東京電力 8,808億円(0.00%)
やはり、米国は株主還元に積極的で
配当利回りの水準が日本よりも高いです。
たばこや石油、通信といった業種では
しっかり5%を超えています。
とはいえ日本も負けてはいません。
この比較の中で最高利回りとなったのは
日本代表のJTです。
このように比較してみますと、
6%を超えるJTの利回りの高さは
異色の存在であるということがわかります。
そして、
アメリカの銀行は比較的利回りが低く、
銀行株に関しては日本に投資妙味があります。
電力株については、
日本の関西電力が不祥事発覚で
直近株価を下げておりましたので
中部電力との比較になっています。
関電とDUKを比較するとほとんど差はありませんね。
皆さんのイメージ通りでしたでしょうか?
まずはひとつのアイディアとして
このような簡単な比較から入り、
米国株にも関心の目を向けてみるのも面白いと思います。
(為替には気を付けましょう!!)